弁護士選びの重要性
かつての弁護士の数があまり多くない時代においては、法律問題について弁護士への相談や依頼が必要な場合、対応してくれる弁護士を見つけること自体が容易ではなく、どの弁護士に頼むかという選択肢の乏しい状況が長く続いていました。
しかし、司法制度改革によって弁護士が大幅に増員されたことでその状況が大きく変化してきています。
私が弁護士登録をした平成17年当時の日本の弁護士の数は約22、000人でしたが、
現在までその数は43,000人以上となっており(令和3年5月現在)、この10数年の間に2倍近くまで拡大したことになります。
このような弁護士の数の大幅な増加は、当然弁護士を選ぶ側の選択肢も大いに広がったことを意味するわけで、それ自体は弁護士を必要とする方々にとっては喜ばしいことです。
ただ、選択肢が増えたということは、同時に弁護士選びの重要性がより高まっているということでもあります。
つまり、今や多くの選択肢がある中で個々の弁護士のスキルや考え方、
依頼者への接し方等は区々であり、選択を誤ってしまうとかえって問題の解決が遠のいたり、
余計なストレスを抱えるという事態にもなりかねません。
実際、私の父もかつて弁護士選びに失敗し、とても苦しい思いをしていました。
そのため、弁護士を選ぶ際はできるだけ慎重に検討し、納得して仕事を任せられる相手を見つけることが非常に重要であると考えています。
かくいう私も、私を選んでご依頼いただいた方々がその選択を後悔するようなことがないよう、
日々真摯に業務に取り組んでいく所存です。